浅茅が宿

(手児奈霊堂)


真間 手児奈霊堂

手児奈霊堂 横の池

真間 手児奈霊堂 内部

手児奈 絵馬
いにしへの眞間の手兒奈をかくばかり戀てしあらん眞間のてごなを

(雨月物語 より)

(手児奈霊堂)

 浅芽が宿では、話の最後で翁が勝四郎に語る昔話に登場するのがこの手児奈霊堂に奉られている手児奈です。
 古くは万葉集に
「葛飾の真間の入江にうちなびく玉藻刈りけむ手児名し思ほゆ」(山部赤人)
「我も見つ人にも告げむ葛飾の真間の手児名が奥つ城処」(山部赤人)
「葛飾の真間の井見れば立ち平し水汲ましけむ手児名し思ほゆ」(高橋虫麻呂)
「葛飾の真間の手児名をまことかも我に寄すとふ真間の手児名を」(読み人知らず)
「葛飾の真間の手児名がありしかば真間のおすひに波もとどろに」(読み人知らず)
など真間の手児奈に関する歌が数多く残されております。
手児奈霊堂の道路を挟んだところには手児奈が水を汲みに来ていた真間の井があります。
現在では安産や良縁にご利益があるそうです。
住所:千葉県市川市真間4−5−21
交通:京成市川真間より徒歩10分 京成国府台駅より徒歩12分位  JR市川駅より徒歩20分位


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